コロナに負けない体と心を維持する その1自律神経システムについて

平常通り、対面セッションを行っていますが
自粛要請が続く間は、できればオンラインセッションでのカウンセリンをお勧めいたします。

こころの相談室 メンタルケア フォレスト では
こころの悩みや問題を軽減し、
自らをよりよく変化させていくための
サポートをいたします。

また当ルームでは、通常の心理カウンセリングとともに
自分で自分のこころを調える方法(マインドフルネス)
について学んでいただくことにより
誰の中にもある自然治癒力を最大限に引き出すよう
援助しています。

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みなさん、こんにちは。
いつも私のブログを読んでくださってありがとうございます。

そして何かのご縁でこのブログに辿り着いた人がみえましたら
それはご縁です。
よろしかったらこのブログを通して
ご自分の心と触れ合うひとときをお過ごしくだされば幸いです。

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最近は身近なところでコロナに感染したという人の話を
聞くようになったという人の話をよく聞きますが
恐らく以前にも増して多くの人が不安と緊張を抱えながら
毎日を過ごしておられるのではないかということを感じています。

ではどのようにすることが自分を守ることにおいて最適かと言われたら、
やはりできるだけ体や心に疲れを溜め込まないようにすること
が必要ではないかと思います。

なぜならそれによって私たちの体調をコントロールしている
3つのシステム、(自律神経・エネルギー代謝・免疫)の働き
が低下してしまうことになるからです。

すると体は疲れやすくなり、
また疲れてもなかなか回復することができなくなるため
慢性的に疲労感のある状態になってしまいます。

それゆえ今日はまず自律神経のシステムについて
免疫学の権威である安保徹先生の「疲れない体をつくる免疫学」
から学んだことをまとめてみます。

ではまず自律神経システムとは
活動と休息に適した体調を作り出すために、
体のほとんどの細胞を支配している、
いわば体のコントロールタワーのようなものであるということです。

また交感神経と副交感神経を併せて自律神経といいますが

交感神経は主に日中に働き、私たちが活動したり運動したりするときに
活性化し、元気でやる気のある状態を作り出す神経です。

具体的には、心臓に働きかけて拍動を速くし、血圧を上げます。
また呼吸も速く浅くなり、それによって心身ともに興奮状態が作られ
ゆえに活発に活動することができます。

しかしこの時は戦闘モードにありますので、
体を外敵から守る白血球のうち、細菌などを攻撃する役割を
担っている顆粒球が増えます。

一方、副交感神経は、主に夕方から夜にかけて働き、
私たちが休む時や食事をした時に活性化し、
ゆったりとリラックスできる状態を作り出す神経です。

具体的には、心臓の拍動を遅くし、血管を拡張させ
呼吸を深くゆっくり安定させます。

それゆえ消化器官の働きを助ける役割もしています。

また白血球の一種であるリンパ球は、
がんなどの異常細胞を攻撃して体を防衛し、
メンテナンスする働きを担っていますが、
副交感神経はこれを増やす働きをします。

それゆえこれら二つの神経がシーソーのように
バランスよく交互に働きかけるという状態を維持する
ということが望ましいといえます。

しかしながら仕事に追われて、
十分に休むこともなく働き続けるというように
交感神経優位の状態が続くと
私たちの体は自動的に体の不調を感じとる感覚を遮断してしまうことで
その状況を乗り越えようとします。

たとえばボクサーが、試合中、戦っている時に殴られても
たいして痛みを感じないのは
体が危機の状況を乗り越え、相手に勝つためには
痛みなど味わっているわけにはいかず、
ゆえに不要な感覚として遮断、つまり知覚鈍麻の状態にすることで
意識だけは最高に興奮した状態を作りげているからです。

でも試合が終わって一息ついた後は
副交感神経が働き出すため、知覚が戻り
猛烈な痛みを感じるはずです。

これと同じように
忙しい毎日に追われている時は
さして体の不調などもあまり感じることなく過ごしていても

休日になるとなぜか
首や肩、背中などが固く凝っている、腰が痛い
体が重くて何もやる気がしない
胃腸の調子が悪い
イライラ感や不安感を強く感じる
休みたいのに上手くリラックスできない
血圧が上がる

などというように、
様々な不調を感じるというようなことがよくあります。

このように交感神経優位のまま頑張り続けるということは
神経伝達物質が抑制され続け、知覚も思考力も鈍ったままで
仮に体に深いダメージを受けていたとしても
それに気づかず走り続けている状態であるということを
知っている必要があるかと思います。

またこのように交感神経を優位にする要因は
過度なストレスにあるわけですが

特に現代人が抱えやすいストレスは
働き過ぎ(特に日本人は諸外国の人達と比べると働き過ぎの感覚が麻痺しているかもです)
心の悩み(精神的ストレスは心理的緊張をもたらし交感神経を優位にする)
薬の常用・長期服用(西洋医学で処方される薬はほとんどは交感神経を緊張させるものである)
であると言われています。

また自律神経は太陽と動きに合わせてエネルギー代謝と免疫の状態
を調整しています。

ですから昼夜逆転するような不規則な生活や働き方なども
大きなストレス要因となります。

しかしながら、ストレスが極端に少ない生活も
体を疲れやすくします。

たとえば日頃運動不足だったりすると
少し体を動かしただけでも疲れやすくなり
また仕事や人間関係のストレスがなさ過ぎても
やる気や元気が衰えがちとなります。

いずれにしてもどちらか極端に生活が偏り過ぎると
自律神経システムの働きは低下することになります。

またそうなると
感情を抑制するために必要な神経伝達物質ホルモンの分泌も低下するため
あらゆることに対して過度に反応し必要以上に不安を感じやすくなります。

しかしながら呼吸と感情は密接な関係にあるため
呼吸を調えること=自律神経のバランスを調える
ということに連動しています。

このようなことから
当ルームでは、カウンセリング終了後、
クライアントさんにお時間があるようであれば
料金フリーの状態で一緒にマインドフルネス瞑想を
実践していただくようにしています。

そしてできれば一日一回は止まる時間(瞑想タイム)
をもつことで自分の体の感覚と繋がることをお勧めしています。

なぜなら体だけは決して自分を偽らない
あるがままの自分の状態をそのまま素直に表しているからです

ちなみに今日のように雨の日は
「元気いっぱいでやる気満々!」という人は少ないと思います。

でもそれは自然なことで、
自律神経は気圧の影響を受けるからです。

天気が悪い日は気圧が低い状態ゆえ
酸素が少なくなり、血液中の酸素分圧も低くなるため
副交感神経優位となります。

ですから日頃頑張っている人は
静かにのんびり過ごすのにちょうどいいかもです。

また頑張り過ぎてしまった人は
静かを通り越えて、落ち込みやすくなったり
頭や体が重く感じられるかもしれません。

でもそんなときはあれこれ考えるよりも
雨降りの日は瞑想日和!ととらえて
ぜひマインドフルネス瞑想を試してみてください。

そして日頃、マスクで十分に酸素が取り込めない体に
新鮮な空気を取り込んであげられるといいですね。

では今日の最後に

どうしたらコロナに感染しないですむか
ということを考え過ぎるより
どうすれば自律神経システムを正常に働かせることができるか

そっちをちゃんとやって
コロナが来ても「あっかんべ〜!」とベロを出して
逆にやっつけましょう!

ということで次回はエネルギー代謝について
どうぞお楽しみに。(^^)

 

自律神経は大自然とともに変化しています。
冬は気圧が高くなるため、交感神経が優位となります。
また気温が低いこともストレスとなります。

だからせめて週末ぐらいは
できるだけ暖かくして、温かいものをいただいて
冬眠ぽく過ごしてもいいんじゃない?