エネルギー代謝システムを低下させない毎日の過ごし方

平常通り、対面セッションを行っていますが
体調がすぐれない方は、オンラインセッションでのカウンセリンをお勧めいたします。

こころの相談室 メンタルケア フォレスト では
こころの悩みや問題を軽減し、
自らをよりよく変化させていくための
サポートをいたします。

また当ルームでは、通常の心理カウンセリングとともに
自分で自分のこころを調える方法(マインドフルネス)
について学んでいただくことにより
誰の中にもある自然治癒力を最大限に引き出すよう
援助しています。

私とのカウンセリングをご希望される方は
HPをご参照の上、ご予約専用メールからお申し込み下さい

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 心理カウンセリングへ
ブログ村のランキングに参加しています。
このワンコ(LUCKY)をポチッと押していただくと
励みになりますので、どうぞよろしくお願い致します。(^^)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

最初にエネルギー代謝とは
体の中でさまざまな化学反応を起こすことで、
活動に必要なエネルギーを得るはたらきのことです。

またエネルギー代謝を行うためには糖と酸素が必要です。

具体的には
食べ物を摂る→肝臓などで処理をして糖に変える→それを呼吸で得た酸素で燃焼させる
そしてそれらが細胞が生きていくためのエネルギーや筋肉を動かして活動するための
エネルギーとなります。

しかしそれと同時に、このプロセスでは疲労物質の一つである乳酸
生み出されます。

そしてこの乳酸が体内に溜まってくると、細胞の活動が滞り、
筋肉が収縮する能力も低下することにより、疲れの感覚が生じる
ということになります。

それゆえ体の各組織に糖や酸素を運んだり、
乳酸を押し出したするには、血流をよくする必要があるわけですが
それには前回の記事で書きました「自律神経のバランス」が調っているかどうか
ということと、とても密接な関係があります。

なぜならそもそも自律神経は、代謝が最も効率よく行われる体温(深部体温37・2度)
を恒常的に保てるように、体温をコントロールしようとしているからです。

しかしながらたとえば
働き過ぎや、心の悩みや問題などで頭の中がぐるぐるしていたり、
あるいは怒りや、不安、悲しみなどマイナスの感情を抑え込んでいる
状態が長く続いていたりすると

それは交感神経優位の状態が続いているということですので
血流は滞りがちとなり、体温も低くなります。
それによって体のエネルギー効率は下がってしまうということになります。

すると体が重い・慢性的に疲れている感じ・イライラ感
仔細なことも気になりピリピリする・感情のコントロールがうまくできない
不安感が強くなる・睡眠が浅いor眠れない・血圧が高い
肩・首・背中・腰に活動し過ぎの疲れや痛みが出る・便秘がひどくなる
というようにさまざまな不定愁訴が出てきます。

しかしこれらは全て、自律神経のバランスが乱れていることにより
血流が悪くなっているという重要なサインです。

ですからこのようなサインに気づいたら
副交感神経が働きやすくなるよう工夫することが必要です。

それには
1)体を温めて体温を上げることで血流を促してあげる

・具体的には首、肩、腰、足首など
関節部を冷やさないようにする

私なども座り仕事ですので、このことをとても気をつけていますが
さらにセッションとセッションの合間に、瞑想することで呼吸を調えたり
ストレッチをすることで血行を促すようにしています。

・なるべく冷たいものや、体を冷やすもの(特に甘いものは体を冷やす)
は摂らないようにする。
これは思っている以上に疲れやすい体質を作る要因になります。

2)毎日外を歩く

軽い運動をすることによって、筋肉の熱エネルギーが発生し
それが適度に血管を拡張するため、血流を回復させてくれます。

特に冬の季節は、外気の影響で体が冷えやすいので
私の場合、お日様の光を浴びられるような日は
特に歩く時間を長くとるようにしていますが

これは自律神経のバランスを調える上で必要な神経伝達物質(セロトニン)の
分泌を高めてくれるからです。

3)夕食後の時間はなるべく難しいことを考えないようにする

私の場合、夜間の予約がない時は、〇〇すべき、〇〇しなければならない
ということに基づいて動くのは夕食前までとしています。
そして夕食後は、できるだけ〇〇したいという自分の欲求を
満たしてあげるようにしています。

また夜は、難しいことは考えない
考えていることに気づいたら、明日考えようと切り替えるように
しています。

なぜならこういったことで副交感神経の働きが妨げられると
リラックスできない→ストレスを緩和できない→睡眠の質が衰えるからです。

またそうなると細胞を修復する力が衰え
次の日に活動するためのエネルギーも十分に充電することができない
つまり疲れを溜めたまま、その日を過ごすことになるからです。

ちなみに寝る時に考えごとをする癖がある人は
ヨガニドラ&ボディスキャン瞑想をやってみられることを
お薦めいたします。(この動画を記事の最後に貼り付けておきますので
よろしかったらお試し下さい。)

筋肉弛緩法によって体の余分な力が抜けて
呼吸とともに心の老廃物を外へ流し出し
また体の各部位の感覚に意識を向けることで
それぞれの部位がポカポカと温まってくるため
心地よく眠りにつくことができるようになっていくと思います。

4)体と心の循環をよくする

頑張り屋さんだったり、我慢強いというのは
一つの長所だと思いますが
しかしこれが行き過ぎると、乳酸が 溜まりやすくなります。

それは言い換えると老廃物を排出する力が衰えた状態で
自らを酷使させ続けるということですので
いずれ病を引き起こすことになりかねません。

それゆえこういった人の場合は、
心を緩めることがとても必要ではないかと思います。

なぜなら頑張らなければとか我慢すべきである
というような思いが強すぎると
どうしても心は固く緊張することになり

ゆえに血管も収縮し血流も滞りがちとなるため
循環するために必要な排出がうまくできなくなってしまうからです。

それゆえカウンセリングなどでは
マイナスの感情を開放することを大切にしていますが
それによって心がスッキリとして軽くなると

たとえば
しつこい便秘が緩和された
睡眠の質が改善された
原因不明の咳が止まった
胃の調子が良くなった etc・・・

などというように体の循環も促され
気になっていた症状も消えていくということが
よくあります。

また感情を開放することによって心のスペースを取り戻すと
自分にとってちょうどいい加減という感覚もわかりやすくなってくる
と思います。

5)瞑想を習慣化する

瞑想は自律神経のバランスを調える上で
とても有効な方法であるということを前回の記事でも書きましたが
それとともに
呼吸というのは吸うことよりも吐くことを意識することが大切である
といわれるのは
吐くことによって自然にたくさんの空気を深く取り込むことができるからです。

冒頭で申し上げたように、
肝臓で処理された糖を燃焼させエネルギー化するためには
十分な酸素が必要です。

しかしながら忙しすぎたりすると
息を吐く暇もないなどといわれるように
呼吸は浅くなり十分に取り込めなくなります。

また不安や怒りがある時も同じ状態になります。

でも瞑想(ヨガも同じ)は基本的に腹式呼吸です。
無理にそうしようと思わなくとも、呼吸に意識を向けて
それを丁寧に辿るようにすると、自然にそうなります。

さらに吐くことに意識を向けて
体や心に溜まった老廃物を体の外に流し出すというイメージをもつと
実際に体や心はそのようになるため、
強いては循環を取り戻していくことができます。

6)その日の疲れはその日にとるようにする

私の場合は、
特に仕事、及び仕事に関練する何かに取り組む時は
過集中になりがちです。

それゆえ以前は夕食後の空き時間にブログに取り掛かり
気づいたら夜中の2時や3時になっていたなんてことがよくあったり
またカウンセリンが夜11時過ぎてしまうようなことも
よくありました。

そんな日は、その日の疲れを癒す時間などなく
それどころか次の日のことを考えて早く寝なければと思うのですが
しかしそう思えばそう思うほど、逆に神経が緩まず
寝付きが悪くなり睡眠も浅くなりがちとなる

ゆえに次の日の朝もまだ疲れが抜けきらない感じで
一日を始めるということがよくありました。

考えてみれば過集中ということは集中し過ぎてしまうということですから
その時間が長くなればなるほど疲れも深くなってしまうわけです。

ですから今は、たとえばブログなどを書く場合などでも
その日に書き終えるということを目標にしないで
1時間パソコンに向かったら、残りはまた違う日に取り組むようにする
というふうに変えたり

またカウンセリングなども、次のセッションまでの空き時間を
最低でも30分から60分の空き時間を設けて
スケジュール調整をするようにしています。

また夜間のカウンセリングは
特別な事情がある人を除いては、なるべく10時までに終わるようにしています。

しかしこれはあくまで私の場合であって
人は皆違いますから、それは人それぞれ自分の年齢や体に合った
ちょうどいい加減の働き方を見出していくことが大切かと思います。

それにはやはり5年スパンで自分の働き方を見直し
調整するようにするといいのではないかと思います。

いずれにしても
その日の疲れをその日にとるようにするには、
他者から自分はどう思われるかというフィルターをはずして
できるだけマイペースであることをよしとしなければ
なかなかそういうわけにはいきません。

しかしながら
それが健康で長く働き続けるための秘訣ではないか
と私は思っています。

そして最後に、体というのは心の通りになります。
それゆえいつまでも過去のことを恨んでいたり、後悔している
などというようなことも代謝を悪くする大きな要因となりますし

また自分の感情を抑え込むという心の癖も
やはり心の循環を妨げることになります。

そして現在のようにコロナ感染に対する心配、
これは私も含めて誰もがそうだと思いますが
しかしそれもまた行き過ぎると過度に不安を膨らませることになります。

するとノルアドレナリンが過剰に分泌され戦闘モード(交感神経優位)
の状態になるため、血管は収縮してしまうということになります。

ですから今、私たちがきっちり予防する以外にできることは
自分の体調を調えて免疫システムの働きを低下させないことが
一番重要ではないかと思います。

ということで
次回の記事では免疫システムについての記事をお届けするつもりでいます。

今日は朝から雪が降り続いています。
お車で通勤、お出かけの方は、どうぞ運転にお気をつけ下さい。

 

この動画は川が流れるように
血液がサラサラと循環していくというイメージに基づいて
作ったものです。
お布団に入ってから後、ゆったりとした気分でお試し下さい。
そしてもし眠くなったら、そのままお休み下さい。(^^)