コロナ禍によるもう一つの弊害

こころの相談室　メンタルケア　フォレスト　では
こころの悩みや問題を軽減し、
自らをよりよく変化させていくための
サポートをいたします。

また当ルームでは、通常の心理カウンセリングとともに
自分で自分のこころを調える方法(マインドフルネス）
について学んでいただくことにより
誰の中にもある自然治癒力を最大限に引き出すよう
援助しています。

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みなさん、こんにちは。
いつも私のブログを読んでくださって
ありがとうございます。

さて最近は、自粛生活によるストレスが影響しているのか
他人の行動に対して、過度に敏感に反応し
攻撃的になるというような人が増えつつあるように思います。

それはコロナを恐れるあまり、扁桃体の活動が
過度に働きすぎているからではないかと思います。

扁桃体というのは、危険を察知したときに活動する脳の部位ですが
それによって体は緊張し、息は浅くなり、
危険を回避するために、体と心を戦闘モードに切り替えます。

それゆえ実際に危険が目の前に押し迫っているときには
扁桃体の活動はもちろん必要ですが

しかしながら、私たち人間は
そのような状況ではないときでも、扁桃体を刺激するような
ことをしてしまうことがよくあります。

ちなみに、今の状況はコロナ禍によって
誰もが命の危険や、あるいは経済的な不安を感じています。

また毎日はありとあらゆる情報にさらされ
それによってさらに不安が掻き立てられ

また不自由な生活を余儀なくされているため
どうしてもう鬱憤が溜まりがちとなります。

それによって扁桃体の活動が過度に働き過ぎる状態が
続くと、
実はそれによって、感情を調節する能力が
低下してしまうことになります。

またそうなると、感情的に反応したり
あるいは衝動的な行動に走ってしまうということが
起きてきます。

またそういったことは、どうしても自分より弱いものに
向いてしまうということがよくありますので
やはりそういったことがDVとして弱者や子どもに向けられたり

あるいは現在の状況であれば、他県の人に向けられてしまう
というようなことも起きやすくなります。

また気分の浮き沈みも激しくなったりするために
対人関係にも問題が生じやすくなります。

ですからそんな時こそ、扁桃体の活動を抑制することが
必要だと思うのですが、マインドフルネス瞑想は
その効果をもたらしてくれる、とてもいい方法です。

それは脳科学的にも、ちゃんとしたエビデンスがあります。
またマインドフルネスとは、
本来思いやりを広げていくためのものです。

ですからもし心配や不安を抱えて
イライラする
よく感情的になる
眠りが浅い
なんか疲れがとれない
落ち込みやすい

などというようなことを感じているようでしたら
その自分のことをやみくもに責めたりしないで
まずは呼吸を調えるということをやってみてください。

私は今までも、このブログでマインドフルネス瞑想の効果
について何度も書いてきましたが

このたびは動画によって
今一度そのことについて、念を込めて伝えたいと思い
本日その動画を配信致しましたので、
よろしければぜひご覧になってください。

またそれによって
一人でも多くの方が、マインドフルネス瞑想を
続けていかれる動機となれば幸いです。

最近は散歩の折、野草ウォッチングを楽しんでいます。
道端で頑張って咲いているシロツメグサを見て
ふと小さな頃、この花で首飾りを作って
それを頭に載せて遊んでいた頃を思い出しました。

歩くことは、心に喜びや平和をもたらしてくれる
最良の方法です。

時に歩行瞑想で、今ここにある体に心を取り戻し、
また時に野草ウォッチングなどしながら
どんな時であっても、生きるということを楽しむことを
忘れないようにしたいと思います。