不安を鎮め心を調えるには、吐いてから吸う呼吸。

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こころの相談室 メンタルケア フォレスト では
こころの悩みや問題を軽減し、
自らをよりよく変化させていくための
サポートをいたします。

また当ルームでは、通常の心理カウンセリングとともに
自分で自分のこころを調える方法(マインドフルネス)
について学んでいただくことにより
誰の中にもある自然治癒力を最大限に引き出すよう
援助しています。

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みなさん、こんにちは。
いつも私のブログを読んでくださって
ありがとうございます。

私たちは過去の蓄積によって生きていて
それが脅かされるのをとても恐れます。

それゆえ安心を求めるあまり
よけいに心配や不安を作り出してしまう
というようなことがよくあります。

このように私たちの心が不安でざわついている時は
大抵、何かをしながら過去に起きたことを気にしていたり
あるいはまだ起きてもいない将来のことついて心配することにより
頭の中はとても忙しい状態だったりします

ゆえにそんな時は
今していることに十分、集中できていなかったりします。

またこういった心の状態にあることに気づかないままでいると
不安が作り出した世界があたかも現実世界であるかのような
錯覚を起こしてしまうことがよくあります。

それによって
本当は安心したくてあれこれ考えていたはずが
逆に自分の世界を不安でいっぱいにしてしまうことになります。

それゆえまずは
心がその状態にあるということに気づくことが大切なのですが
それには
呼吸に意識を向けるようにするといいと思います。

またその際、
吸うことよりも吐くことに意識を向けるようにすると
なおいいです。

イメージ的には、不安のエネルギーを吐く息とともに
手放すという感じ。

ちなみに禅のスタイルは
蓄積することによって
固めていく安定ではなくて
あらゆるものを捨てるということを
基本にしています。

その捨てることというのが
呼吸における吐くということです。

吸うことで自分を大きくするのではなく
吐いて吐いて吐き出していくことで生まれる
安定感を大切にすることです。

つまり捨てればスペースができ、
そこが自然と満ちてくるという考えですが
これは実に理に適っているというか
実際にできるだけ細くゆっくりと息を吐き切るように
するならば、自然に新しい空気をお腹いっぱい取り込む
ことができます。

ですから問題は吐けなくなること。
なぜならそれは、捨てられなくなるということだからです。

そもそもに吐かなくては何も入って来ないのに
吐ききれないとなると

あらゆることに執着ばかりが強くなり
ゆえに自分の中に新しいことを受け入れる
スペースができなくなってしまうからです。

つまりそれは
体と心が循環しなくなってしまうということですから
何れにしても健康であるということからは遠のいてしまうことになります。

このようなことから、
当ルームでは、積極的にマインドフルネス瞑想をお勧めしていますが
しかしながらまだまだ世間では呼吸の持つ偉大な力に気づいていない人の方が
多いように思います。

それゆえ今後も引き続き
一人でも多くの方にマインドフルネスを知っていただくよう
務めていこうと思っています。

では今日の最後に加藤メソッドという呼吸法を開発された
加藤俊朗氏の言葉をご紹介して終わります。

ブッダの呼吸

息という字は自らの心と書いて息と読みます。
あなたの息は心の状態を表しています。

息を調えて心を穏やかに安らかにしましょう。
人の命は息の仕方で決まります。

生命を大切にするには呼吸を大切にしないとね。
呼吸は吐いて吸うんです。 それも気持ちを込めてやるの。

息に気づきなさいよ、呼吸を大切にしなさいよ。
ということがブッダさん呼吸の背景にあると思うんです。