全ての不調は呼吸と関係している

みなさん、こんにちは。
いつも私のブログを読んでくださって
ありがとうございます。

私は長い間、心理学という学問を中心にして
カウンセリングを行ってきましたが

しかしやっていくうちに
これだけでは十分ではないということに
気づきました。

特に減薬していきたいと思っている人や
また不安による症状が強くて苦しんでおられる人を
援助していくためには
精神医学による薬物療法や心理療法だけでは
根本的な何かが足りないという思いに至ったのです。

それゆえ心理学以外の学問へと幅を広げ
自然学(哲学)、老荘思想、仏教、人文学、波動医学、物理学など、
ほとんどは独学ですが、私なりに色々勉強していくうちに
わかったことは

どんな学問であれ、
「呼吸というものの重要性」を教えている
ということには一致しているということです。

しかし呼吸というのは
誰に教わらなくともい、生きている以上は
誰もが当たり前のようにすることができます。

また特に私たち現代人は
正しい呼吸をするということが、
いかに自分の体や心に影響するものであるかということを、
教わることなく育ってきているため

多くの人は呼吸のもつ力について
無関心だったりします。

しかしながら、ある意味呼吸というのは
食べることより重要だと思います。

なぜなら
私たち人間は、飲まず食わずでも
何日かは生き延びることができますが
呼吸が止まればほんの数分で死んでしまうものだからです。

そう考えると
呼吸というのは命の証であり源だといえます。

ということは
全ての不調は大なり小なり呼吸と関係している
ということです。

その証拠に
呼吸というのは自律神経と連動しています。

ですから呼吸が悪ければ、自律神経機能は乱れ
身体にはありとあらゆる様々な不調が生じてきます。

また呼吸は私たちの感情とダイレクトな関係にあります。

ですから不安やイライラがあれば呼吸は乱れますし
またその反対に
呼吸が悪ければストレスに対処する力も衰えてしまう
ということになります。

ということは
正しい呼吸をすることによって
呼吸機能を高めることが
すなわち心身の健康を回復する力になるのです。

またこのように呼吸というのは
自分の意思でコントロールすることができる
という性質のものです。

それゆえ
たとえば自分の認知の歪みに気づいたものの
それを意思の力で変えようとしても
なかなか変えることができない

あるいは薬への依存を断ち切りたくても
禁断症状などのことを考えると
怖くてできない

などというように
頭の中で戦い続けているような場合は
むしろそういったことをいったん脇に置いて

まずはマインドフルネス瞑想を体験していただくことを
お薦めしています。

なぜなら呼吸に意識を向けるということは
思考から距離を取ることに繋がり
それによって脳に休息を与えることができるからです。

またそれは先ほど例に挙げた状態にある人だけではなく
私たち現代人のほとんどがそのことを必要としている
のではないかと思います。

それゆえ、現在は一人でも多くの人に
これを知っていただく活動(ワークショップ)をしていますが

それをする上で特に私は
瞑想するための正しい姿勢を作る
ということをとても大切にしています。

なぜかというと
姿勢が悪ければ、呼吸筋(外助間筋や横隔膜)が弱り
十分に空気を体内に取り込めないからです。

というのも
私たちの体において、肺という臓器だけは筋肉がなく
ゆえに自ら膨らんだり縮んだりすることはできない
という性質のものだからです。

また姿勢の歪みは、背骨や骨盤などの位置や
筋肉のバランスが崩れることで様々な不調を引き起こす
だけではなく、それは精神にも連動しています。

ですから姿勢に歪みがあれば
どうしたって心の中心軸はぶれやすくなり
心に安定感を保つことも難しくなります。

しかしながら
骨盤が床にしっかりと安定した状態を作り
そこから一本の木が上空に向かって伸びていくイメージで
胸を開いて背筋を伸ばすようにすると

自然に首や肩周りの余分な力を抜くことができます。

またこの姿勢をキープするには
お臍の少し下にある丹田(体の真ん中)に
意識を向けている必要がありますが

それによって体が安定し
深い心地のいい呼吸をすることができます。

またこれを習慣化するようになると
徐々に体幹も鍛えられていくため
長時間でもその姿勢を保つことが
できるようになっていきます。

そうなると瞑想は
退屈すぎて苦痛だったものから
だんだん気持ちのいいものに変化し

約2ヶ月間ほど続けることができれば
脳の構造も変化していきます。

それゆえ気がついたら、
自分を苦しめるものごとのとらえ方を
手放していたとか

あるいは
最近、薬を飲み忘れるようになった
などというようなこともよくあります。

このようにマインドフルネス瞑想は
それを実践していくための全てが
自分に対する思いやりとなり
強いてはありのままの自分の受け入れることに
繋がっていきます。

そして実は、身体面でいう自然体とは
このように下半身は地にしっかりと安定し
上半身はリラックスして柔軟である状態のことをいいます。

またこれを心に置き換えますと
自分という大地にしっかり根を張りめぐらせ
そこに自分らしい人生を生きようとする意思が
揺るぎなく立ちながらも
起きてくることに対しては、戦わずして柔軟に対処する
しなやかなこころの状態

それが自然体の心のあり方ではないかと思います。

しかしながら、
マインドフルネ瞑想は、やり始めたらすぐに何かが
劇的に変わるというものではありません。

体の筋肉を鍛えるのと同じで
毎日、練習していくことが必要です。

しかしながらそもそもに
心身の回復、また健康を維持する上で
即効性を期待するというのはおかしなことで

それらはできるだけ毎日体にとって不要なものを排出し
よいものを取り込んでいくということを
積み重ねることなしに得られるものではないと思います。

ですから即効性のあるものは、
やはりどこか不自然で、その分リスクもあるというのが
ほとんではないでしょうか。

 

さてこの記事を読まれて
もしマインドフルネスを始めてみようと思う方がみえましたら

最初はマインドフルネス瞑想に熟知した人の
インストラクション(誘導)のもとに体験されることを
お薦めします。

というのは、いきなり一人だけで始めても
瞑想を邪魔する雑念への対処法や、よい呼吸をするための
姿勢がわからないため、その効果を感じることもできないからです。

それゆえ当ルームにおいては
通常のセッション(心理カウンセリング)が終了後、
クライアントさんがご希望されれば、
一緒にマインドフルネス瞑想をやるようにしています。

その時間は料金フリーですが
その代わり、瞑想誘導の技術を高めるための練習を
させてもらうことができますので、喜んでやらせてもらっています。

また本格的にマインドフルネス瞑想を学びたい
あるいはマインドフルネス認知療法を受けたいという方
のためのコースもメニューにありますので、
その場合はHPを参照の上、よろしければお申し込み下さい。

ということで
今日も長い文章になっちゃいましたが

マインドフルネスについて
なるべくわかりやすく丁寧にお伝えしようと思うと
ついついこうなってしまいます。

それでも最後まで読んでくださった人に・・・
心を込めて ありがとう。

この記事がみなさんの健康や幸せに
役立つものであったら幸いです。

では 蓮の花をどうぞ

 

 

マインドフルネス体験&曼荼羅アートを楽しむin瑞雲院
のワークショップにご参加くださった皆様へ

コロナ騒ぎで混乱している中、ご参加くださったこと、
心から御礼申し上げます。
リピーターさんのご参加に励まされ、
また新しいご縁に幸せを感じて
今後もボチボチと、されど丁寧にマインドフルネスのタネを
蒔いていきたいと思っています。
今後ともどうそよろしくお願いいたします。

 

 

 

こころの相談室 メンタルケア フォレスト では
こころの悩みや問題を軽減し、
自らをよりよく変化させていくための
サポートをいたします。

また当ルームでは自分でこころをお世話する方法(マインドフルネス)
について学んでいただくことができます。

私とのカウンセリングをご希望される方は
HPをご参照の上、ご予約専用メールからお申し込み下さい。

 

 

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