怒りや恨みを抱えて苦しんでいる人へ

平常通り、対面セッションを再開しています!
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こころの相談室 メンタルケア フォレスト では
こころの悩みや問題を軽減し、
自らをよりよく変化させていくための
サポートをいたします。

また当ルームでは、通常の心理カウンセリングとともに
自分で自分のこころを調える方法(マインドフルネス)
について学んでいただくことにより
誰の中にもある自然治癒力を最大限に引き出すよう
援助しています。

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みなさん、こんにちは。
いつも私のブログを読んでくださって
ありがとうございます。

さて怒りの感情が湧くたびに2.5秒命が縮まる
ということを何かの記事で読んだことがありますが
確かに怒ることは体の健康によくありません。

怒りは血液を汚し、ドロドロにし
心臓にも大きな負担をかけます。

また体やこころの循環を妨げますので
時間をかけて大きな病へと移行する可能性もあります。

しかしだからといって
怒りの感情を抑え込んだまま、溜めこんでいくと
爆発して対人関係を壊してしまうとか、
また反対に抑えることに生きるエネルギーを奪われ
濃い頃のバランスを崩してしまうということが
実際によくあります。

それゆえできれば怒った瞬間に一呼吸して
一度感情を鎮めた後に
その怒りの元となった理由を相手に伝えることが
できるといいのですが

それでもおさまらない時は
一旦その場から立ち去って
感情が十分に鎮まるまで歩くようにするといい(歩行瞑想)
ということをティック・ナット・ハン(禅マスター)は
教えてくれています。

また怒りの感情は
自分が相手の言動や態度を、どのようにとらえたのか
によって生じているものですから
やはりそれを見直すことも必要ではないかと思います。

たとえば
親であれば〇〇のようにするべきである とか
子どもであれば〇〇のような態度を取るべきである
などというように
無意識に自分の思う正しさを相手に押し付けている場合は

相手が自分の思い通りにならないと
勝手に傷つき、勝手に腹を立て、怒りの感情に支配されてしまう
ことになります。

しかしながら
怒りの感情から自分を解放するorその感情を抱え続けるかは
他の誰でもない、実は自分がそれを選んでいるのです。

またそれは相手が非を認めるor認めない
というようなことと関係があるようで実はありません。

そう意味では
たとえ相手が怒りをもたらすきっかけを作ったとしても
もともと怒りの源は自分の中にあるのです。

それゆえもし怒りの感情が長く心に留まっているようであれば
それは今後の自分のために意味があることなのかどうか
とういうことをよく考えてみるといいと思います。

その上で怒りを捨てないということであれば
たとえ怒りのきっかけは相手が作ったにしろ
怒り続けることを選んでいるのは自分である
ととらえる必要があります。

つまり誰かのせいで怒りが消えないのではなく
それは自分が自分のために選んだということなのです。

しかしながら人は誰しも
あまりにひどく心が傷つけられたりするようなことがあると
その痛みによる怒りから
なかなか自分を解放することができないゆえ
いつしかそれが恨みとなり、心の中に長く留まってしまう
ことがあります。

そういった場合は
やはり一度は自分の心をケアされるといいかもしれません。

恨みという感情の中には
怒りや悲しみだけではなく、実は強い愛が憎しみへと変わってしまったものが
複雑に絡み合っていたりすることがよくあります。

しかしながら
そういった様々な感情を開放し追体験することにより
心が癒されていくと
恨みという心のしこりが解きほぐされていきます。

するとそれまで恨むことによって
自らを苦しめていた自分を許し受け入れることができる
ようになっていきます。

すると心の闇に光が差し込んできたかのように
だんだん気持ちも晴れてきて、心も軽くなり
体の不調なども自然に消えていくということがよくあります。

ウツなども、怒りの抑圧と深い関係があるといわれていますが
やはり怒りの感情を適切な方法で開放し、心をケアすること
これは思っている以上に多くの人にとって必要なことではないか
と私は思っています。

人は人によって傷つけられたりするけれど・・・
されどまた人によって癒され回復していくものだよ。Lucky