性格は変わるとは心が成長すること

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こころの相談室 メンタルケア フォレスト では
こころの悩みや問題を軽減し、
自らをよりよく変化させていくための
サポートをいたします。

また当ルームでは、通常の心理カウンセリングとともに
自分で自分のこころを調える方法(マインドフルネス)
について学んでいただくことにより
誰の中にもある自然治癒力を最大限に引き出すよう
援助しています。

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みなさん、こんにちは。
いつも私のブログを読んでくださって
ありがとうございます。

たまにクライアントさんに聞かれることがあるのですが
それは「性格とは変えられるものですか?」ということです。

分子遺伝学のパイオニア、ディーン・ヘイマーが言うには

遺伝子はプログラムや設計図ではないし
人間は遺伝子に縛られているのでもない。
パーソナリティには
生まれながらの要因が強い「気質」のほかに、
柔軟性があって変化する「性格」という側面がある。
ひとは経験からも、親からも、友人からも学べる。
世界のあり方を学び、自分をどう扱うか知ることができる。

気質や体つき、知能程度やかかりやすい病気、
またくせなど etc…
いろいろなことは
かなり遺伝子が関係するものであったとしても

そうだからといって
不安遺伝子を持っているから
不安になるのではなく
幸福遺伝子をもっているから
幸福になるのではないようだ。

何れにしても性格というのは、
自分が変えたいと思う部分を
頑張って変えようと試みることで変わるものではないようです。

それよりも
なぜその部分を変える必要があるのか?
またどうしてそのような性格傾向になったのだろう?
というように自分と向き合い、理解しようとすることが
大切だと思います。

それによって精神的親離れの必要性に気づかれることが
よくあります。

そうすると
自分が何者であるかということがだんだん明確化してきます。

言い換えると、それは親の概念を通して認めた自分ではなく
「これが私だ」と自分が認める自分になるということです。

そうすれば自分を、あるいは他者をも苦しめることになる
過度な防衛的性格傾向は自然に緩まっていくものです。

ちなみにどんなパーソナリティ障害であれ
それらのほとんどは小児期の早い段階で自分を守るために始動したものです。

困難な状況に置かれている子供が自分を守るためにとった
最良の措置、つまり自己防衛の戦略だったのです。

しかしながら、それらは無意識化し
私たちが子供時代に解決されなかった危機に
よく似た状況に置かれた時、自動的に発動してしまうのです。

そしてそれが生き辛さとなります。

このように障害とまではいかなくとも
自分の性格傾向で悩んでいる人はたくさんいると思いますが

カウンセリングなどで無意識化されている部分に
光をあてていくうちに、
きっと自分のための自分が始動する感覚が
だんだん得られるようになっていくことと思います。

するとたとえば

生真面目過ぎてしんどいという性格が・・・
基本的には真面目だけど、以前よりはまあまあと思えるようなことが増えて
楽になった

気が短くて怒りっぽいという性格が・・・
基本的にはせっかちだけど、以前よりも怒りの感情をコントロールする
(怒りの感情に気づいたら手放す)ことができるようになってきた

言いたいことが言えないという性格が・・・
以前は情けなくて、そんな自分に対して否定的だったけれど
今は言えない時があっても、その自分のことを責めなくなった
そのせいか、以前よりは言いたいことも言えるようになった気がする

というように
たとえ理想通りの自分に変化していなくても
自分がその自分を認め、受け入れるようになっていくと

性格が変化したというよりは
こころが成長したと感じられるようになると思います。