気づきの眼で苦しみの原因を見つめる

みなさん、こんにちは。
いつも私のブログを読んでくださって
ありがとうございます。

今、世界中の人々が
新型コロナウィルスに感染しないよう
頑張っていると思います。

私も自分なりに予防に努めてはいますが
でもそれと同時に心をほっとさせる時間をもつこと
をとても大切にしています。

 

 

またそうあるためには
過去や未来へと目まぐるしく動く思考から距離をとり
心を身体に戻してあげる必要がありますが

とりわけ私の場合は閉塞感というのが苦手ですので
毎日は森や林の中を歩いたり(歩行瞑想)

あるいは座る場所を見つけて
息を吸いながら 息を吸っていることに気づき
息を吐きながら 息を吐いていることに気づくようにする
ということをよくしています。(呼吸瞑想)

 

 

これは言葉にするととても簡単そうですが
実際にやってみると、次から次へと雑念が浮かんできて
その都度、呼吸から意識がそれてしまいます。

ですからやってみると
呼吸に意識を集中するということは
なかなか難しいものだとわかりますが

でも実は、そのことに気づくことが重要なのです。

なぜなら
その気づきがなければ
今という瞬間、ここにある自分の体から
心だけどこか違うところをさまよっている
ということを認識することができないからです。

それゆえよく私たちは
あたかも思考の世界が現実の世界であるかのような
錯覚を起こしてしまうのです。

 

しかしマインドフルネス瞑想は
雑念が浮かび上がってくることに対して
とても寛容な瞑想法で

雑念に気づいたら
やさしくお見送りして
また淡々と呼吸に戻るようにします。

またそれが今という瞬間、自分に起きていることに気づき
受け入れる態度を養う練習となるのです。

またこれを練習していくと
こうあって欲しいという思いから現実を見て
ものごとを選択するのではなく

あるがままの現実を受け入れ
その現実にどう対処することが
もっとも自分にとって、あるいは周りの人にとって
よいことになるかということを選択をする上で必要な
冷静さや心の落ち着きを取り戻すことができるように
なっていきます。

とはいうものの
ひとたび日常に戻るならば
誰しもありとあらゆる雑事をこなさなければなりませんし

そこへもってきて
現在は山ほどのコロナ関連情報を毎日のように浴び、

またこの先の動向いかんによっては
何をどうすることが自分や家族を守ることになるのか

経済状況はどうなっていくのか

そして政府はどのような判断を下していくのか etc…

などというようなことで
頭は休まる暇がありません。

それゆえ多くの人が心の余裕を失くし
必要以上にストレスを作り出してしまうことによって

逆にいくら予防をしても、
肝心の生命エネルギーを低下させてしまう
というようなことになりつつあるのを危惧しています。

しかしながら
呼吸に意識を向けるということは
今という瞬間、まぎれもなく生きているという
自分の命の営みを感じることでもあります。

今日も雨上がりの後、裏山を歩いてきましたが

ヤマツツジの鮮やかな赤紫色や、
山桜のほんのり淡い薄ピンクが森を彩り

またどこからともなく
漂ってくる沈丁花の甘い香りや

鶯の鳴き声、
木の葉の上でお陽さまの光を浴びてキラキラ輝く雨の水滴など

それら全ては自然の命の営みで
その豊かさに心が触れるとき
これもまた現実であるということに気づくのです。

またそれは自分の命が他の命と繋がっているという
安心感ともいえます。

さてこの先、どうなるかはわかりませんが
いずれにしても
私たちは、病になること、老いること、死ぬこと
からは逃れられません。

またいつ死が訪れるかは、誰も予測できないことです。

でも普段は、そのことを忘れているというか
その事実に蓋をしたまま、生きています。

そしてこのたび、新型コロナが猛威を振るうことによって
あらためて私たちはそのことを想起させられることに
なりました。

そういう意味では、今起きていることも悪いばかりではなく

むしろ私などはこれのお陰で
「もし今日が最後の日であるなら、
どうすることが悔いのない人生を生きることになるか」
ということを考えるようになりました。

すると小欲を満たすようなことよりも
自分と繋がる全ての人と一期一会の気持ちで
過ごすことの方が、うんと心が満たされる
ということに気づくようになりました。

そして与えてもらうことも嬉しいですが
それよりも何かを与えることができた時の方が
もっと嬉しいと感じるようになりました。

またもしこのウィルスが自然発生したものであれば
地球はどのような必要性からこの微生物を生み出したのだろう
ということもよく考えますが

恐らくそのことについて
今一人一人が、真剣に考える必要に
迫られているときではないかと思います。

またそれを考える時
もし自分が地球だったらという観点からものごとを観れば

自ずと人間の私利私欲に基づいて創り出された
不自然なもの、それらがいかに地球の毒となり
強いては地球という生命体の一部である私達人間をも
痛め、傷つけ、苦しめることになっているか
ということが自ずと見えてくるのではないかと思います。

 

 

では今日の最後に、ティック・ナット・ハンの「気づきの瞑想」
から抜粋した文章をご紹介して終わります。

心の中に苦しみの根源を認め、それと一体となるとき、
苦しみの罠にかかるかどうかは自分の心のあり方しだいです。

ぼんやりしていると苦しみのもとにつかまり、
自分が苦しみの原因になってしまいます。

しかし気づいていれば、その根源が見え、変化が起こります。

だから気づきの眼で苦しみの原因を見つめてください。

ちなみにぼんやりしているというのは
自動思考により、ものごとの表層だけを見て
なんとなく「そうしたものだ」
と評価したり判断することと私はとらえています。

でもそうしたことの根っこにあるのは
先入観や偏見だったりするので

やはり瞑想することによって得られる気づきというのは
そういったことから目覚めるための光だと思います。

 

 

4月のマインドフルネス瞑想のワークショップのお知らせです。


@青空の下でマインドフルネス瞑想 

4月19日(日)開催予定

森林浴をしながら、歩行瞑想+春の陽射しを浴びながら
青空の下、マインドフルネス瞑想を体験していただきます。

・開催日時 4月19日(日)13時から16時まで
・参加者  中学生以上の大人 5名様までの少人数で行います。
・参加費用 お一人様 3500円
・集合場所 美濃市運動公園(駐車場あり)
・持ち物  特にはありませんが、水分補給できるもの
また動きやすい服装で帽子やサングラスなど
陽射しが強い場合は、保護できるものを身につけられると
よろしいかと思います。
・おもてなし お茶とスィーツを、外でピクニック形式で楽しんでいただけるよう
ご用意させていただきます。
・雨天の場合は中止とさせていただきます。

@マインドフルネス瞑想体験&曼荼羅アートを楽しむin瑞雲院
は4月29日(水)、昭和の日、開催予定

こちらでは屋内となりますが、
全ての窓を開け放し、参加者の皆さんには
南側にある庭園に向かってワークできるように
致します。

それゆえコロナ終息までは、
参加者の定員は7名様までとさせていただきます。

・集合場所 岐阜市寺町 瑞雲院
・参加者  小学生高学年(10歳以上)から大人まで
・参加費用 大人(18歳以上)お一人様 2500円
小学生高学年(10歳以上17歳まで)お一人様2000円
お二人目からは1500円
・もちもの 特にはありませんが、動きやすい服装で水分補給できるものを
ご持参下さるとよろしいかと思います。
・おもてなし ハーブティ&スィーツをご用意しております。

どちらのワークショップもお申し込みはHPのご予約専用から
お願い致します。

また体調不良によるキャンセルは、最良の判断として
承りますので、どうぞ無理なさらないでください。

また政府による今後のコロナ対策によっては
延期、もしくは中止となることも予想されますので
これに関してはどうぞご理解下さいませ。

 

 

こころの相談室 メンタルケア フォレスト では
こころの悩みや問題を軽減し、
自らをよりよく変化させていくための
サポートをいたします。

また当ルームでは自分でこころをお世話する方法(マインドフルネス)
について学んでいただくことができます。

私とのカウンセリングをご希望される方は
HPをご参照の上、ご予約専用メールからお申し込み下さい。

 

 

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