私たちを救うのは慈しみと思いやりの心
みなさん、こんにちは。
いつも私のブログを読んでくださってありがとうございます。
ここしばらくの間に
コロナ騒ぎによって世界中がすっかり恐怖の闇に
覆われてしまったかのようです。
私たちを脅かすものは目には見えないため
やはり情報に頼るしかありませんが
しかしそれらを目にするたびに、
生存本能は脅かされます。
それゆえ体は緊張し、息も浅くなり
交感神経優位の状態になる
またその状態がしばらく続くと
脳を休息させるために必要な副交換神経の働きが悪くなり
それによって自律神経のバランスが崩れてくると
免疫システムの働きも低下してしまうことになります。
とはいうものの
怖いものを怖くないと思えと言われても、
それは無理な話です。
ですから私も怖いと思う一人ではありますが
しかしその恐怖に負けてしまわないためには
やはり心を落ち着けるようにするしかありません。
それゆえ毎日は、
マインドフルネス瞑想を実践することにより
息を調えることで（調息）で、
できるだけ心を落ち着かせるようにしています。
それによって思考から距離がとることができると
自分がこうあって欲しいという思いから
ものごとをとらえているために
必要以上に自分を脅かし
またそれを口にすることで
余計に自分を不安にしているということに
気づくことがよくあります。
それは言うまでもなく
コロナに感染したくない
またこの騒ぎによって収入を下げるわけにはいかない
またこれが長引くと一体どうなるのか
などというようなことですが
しかし現実としては
今となってはいくら予防したとしても
誰もが感染するリスクがあり
また経済は悪くなる一方です。
ゆえに最悪の場合は
死ぬことも免れないし
また貧困難民になる可能性があるということも
どうしたって受け入れる必要があるということに
行き着きます。
となると
その現実を前に、いったい私に何ができるのかというと
幸いにもいただくことがきた今日という日に感謝して
できるだけ楽しく生きるということにつきます。
であれば
予防を怠らないことも大切だけど
だからといって
自分を喜ばすことや
他者のために自分を役立てることをしないで
家の中に籠っているだけではせっかくいただいた今日という日を
楽しく生きることができたなどとは
到底私には思えません。
考えてみたら
そもそも私たちが抱える恐怖は
今に始まったことではなく
国（日本政府）が信じられない
また学校や会社も信じられない
そして家族や自分さえも信じることができない
それゆえ人と繋がることが怖く
ゆえに生きていくのが辛いという人が
この国にはとてもたくさんいるように思います。
またそうでなければ
年間２万人近くの自殺者（不審死を含めば１０万人以上）、
なんてことにはならないはずです。
でもそれは私たちが
お金や権力さえあれば幸せになれる、あるいは勝ち組となる
ということを盲信してきた結果だと思うのです。
それが今の社会で
我欲の強い人たちだけが豊かな生活を享受し
その他大勢は社畜同然、また弱者は路頭に迷い
子供達が外で元気に遊びまわる姿も
今ではあまり見かけません。
そう考えると
ある意味コロナ騒ぎは、悪いばかりではない
と思うのです。
なぜなら私たちが生きるということにおいて
本当は何が一番大切であるかということを
イヤが上でも考える機会を与えてくれているからです。
たとえばこんな状況でありながらも
もしお米や野菜を食べることができたとしたら
それは誰かが作ってくれているからです。
またそれを運んでくれる人がいて
そしてそれを店に並べて売ってくれる人がいて
初めて自分の口に入れることができます。
ということは
私たちはみな相互共存によって生かされているのです。
ですから今私たちが取り戻す必要があるのは
ブッダの教えである
生きとし生けるもの全てに慈しみと思いやりの心をもつこと
それを取り戻すことができなければ
私たちはもはや救われないところまで来ているのではないか
と私は思っています。
このようなことから
現在は全てのことにおいて自粛ムードではありますが
次の日曜日（２２日）に開催予定のワークショップ、
「マインドフルネス体験＆曼荼羅アートを楽しむin瑞雲院」
は予定通り行います。
そして私は今だからこそ
瞑想することによって、一人でも多くの人が
自分の心に安全基地を作る必要があると確信しています。
なぜなら恐怖に支配されると
脳は闘争モードになり、思いやりの反対である
差別や暴力を助長していくことになるからです。
またそれが勢いを増していけば戦争が始まり
今度は本当に地球を壊してしまうことになるやもしれません。
ですから一人でも多くの人に
心の平安を保つことができる方法を知っていただく
ということに力を注いでいこうということを
私は決めました。
でも人はみな健康状態も違いますので
仮にすでにご参加のお申し込みをされていたとしても
体調がよろしくない場合は、
どうぞご遠慮なくキャンセルなさってください。
あくまで自分の健康第一を優先されることが
全ての人にとって最良の判断だと思います。
またできるだけ万全を尽くしたいと思いますので
ワークショップにお越しの際は、マスク着用ということで
ご協力下さるよう、こちらの方もどうぞよろしくお願い致します。
では今日の最後に
飼育動物とは違い、
私たち人間の自己決定権や無力感のとらえ方は、
外部の力だけで決まるわけではない。
人間は、世界に対する見方を変えることで、
選択を生み出す能力を持っているのだ。
これは「選択の科学」の著者であるシーナ・アイエンガー
の言葉ですが
極限状態であればあるほど、
それぞれに選択の力を求められます。
それには
まず自分の心を整え、落ち着かせること
またそれによって思いやりの輪が広がっていくことを
心から願っています。
３月のマインドフルネス瞑想ワークのお知らせです♪
次回は３月２２日（日）に
「マインドフルネス瞑想体験講＆マンダラアートを楽しむin瑞雲院」
を開催致しますので、詳細はHPの新着情報をご覧になってください。
またお申し込みはHPのご予約専用メールから
お願い致します。
ではみなさんのご参加、心から楽しみにしておりますので
どうぞよろしくお願い致します。
こころの相談室 メンタルケア フォレスト では
こころの悩みや問題を軽減し、
自らをよりよく変化させていくための
サポートをいたします。
また自分でこころをお世話する方法(マインドフルネス）
について学ぶことができます。
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