自分を大切にするということ その1

みなさん、こんにちは。

いつも私のブログを読んでくださって
ありがとうございます。

さていきなりですが
みなさんは自分のことを大切にしていると思いますか?

というのは
もし「自分のことが嫌い」とか
「自分はダメな人間である。」などというように
決めつけているとしたら

その自分のことを大切にすることは難しく、
むしろ粗末に扱ってしまう可能性があるからです。

またそのように思う相手が自分以外の他者であれば
その人との付き合いは、止めることもできますが
しかし自分との付き合いは、一生続きます。

ですから自分との関係が
できれば親友のような関係になるといいと思いますが

そのためには
まず自分のことをよく知ってあげようとすることから
始めてみるといいと思います。

その方法として

私は 〇〇 です。
という文章を20こ書き出してみる(自己概念を探るテスト)
というのがあります。

それはたとえば

私は スポーツをやることが好き です。

私は 背が高い です。

私は 嫉妬深い です。

私は ギターを弾くのが得意 です。

私は もっと年収を上げたい です。

などというように
もう一人の自分から「あなたはどんな人?」
と訊ねられているという想定で

それに対して
思いつくまま正直に書き出してみて下さい。

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さて書き終わりましたら
次の5つの側面から自分を眺めてみましょう。

1)外側から分かりやすく見えること(たとえば外見、仕事、学歴etc…)
について書いた文章はいくつあるでしょう?
またその反対に、外からは見えにくい自分の内面について書いた
文章はいくつあるでしょうか?

これによって、自分というものを表すのに、
自分のどのような側面(事実か感じ方か)から見ているか、
外面的な事実と内面のどちらを重視しているか、

またそれは自分にとってどんな意味があるのか
ということが見えてくるのではないかと思います。

2)人に知られたくないことを、どれぐらい書いているでしょうか?

人に知られたくないことでも、自分が知っている自分を表現しているか、
あるいは自分が知っていても、隠しておきたいことは表現していないか、
それらを検討することによって、自己開示の程度を知ることが
できるのではないかと思います。

ちなみに自己開示した分だけ、その相手との心の触れ合いを
感じることができます。

3)自分の長所を書いた文章と、短所を書いた文章を比較すると
どんな割合になっているでしょうか?

これによって、自分のどんなところに気づいているか、
またそれをどのように受け止めているかということが
見えてくるかと思います。

また長所と短所の割合が、ほぼ半々でしたら
比較的自分のことを公平に評価していると思われますが

長所よりも短所の方が多ければ
理想の自分にとらわれ過ぎて
長所を見ることを忘れていたり軽視しているかもしれません。

また反対に長所の方が多ければ、
楽天的、あるいは肯定的に自分を受け入れている
もしくは自分の欠点から目を背ける傾向があるという見方も
できるかもしれません。

4)自分の現実を表現した文章と、
自分の理想や憧れを表現した文章との割合はどうでしょうか?

これは基本的には、
どちらも人間としてあたりまえのことですが

しかし現実の自分だけしか表現しない場合は
もしかすると、夢を追求したり、あるいは今よりも
向上しようという欲求が低いかもしれませんし

またその反対に理想ばかりを表現しているようでしたら
それにとらわれすぎて現実の自分がよく見えていない
という見方もできるのではないでしょうか。

5)もし自分のことを、5つの文章で、紹介するとしたら
20の文章の中でどれを選びますか?

またそれらの5つの文章は
先ほど書いた20の文章の中で何番目に書いたものを
選んでいますか?

これは自分が大切にしていること、自分らしさなどの
指標になるでしょう。

それが20の文章の何番目に書いてあるかによって
自分の傾向が見えてくるかもしれません。

たとえば自分が大切と思うことは意識して、
それを前面に出そうするタイプの人であれば、
比較的早い段階に書いた文章を選んでいたり

その反対に、大切なことは心の奥にしまっておく
というタイプの人であれば
後の方に書いた文章を選ばれているかもしれません。

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以上は、自分の特徴をいろんな視点から検討して
自己概念(自分のもつ自分自身についてのイメージや捉え方)
を知る手がかりとなるものですが

実は私たちはこれをもとに自分の言動を決めています。

それゆえ
たとえば私は人間関係が苦手だと思い込んでいた人も

自分のどんな概念が
そのような思いをもたらしているのかということへの
理解を深めると

それまでのように
人間関係が苦手な私=ダメ という
二分化的な捉え方による評価ではなく

その思いのもう一枚下には

もっと自分を表現したいとか
あるいは
他者に期待されている役割から自分を解放したい

などというように
自分らしく生きたい
という本来の自分に気づいていかれることが
よくあります。

またそれには
自分のものの見方や考え方について知る
ということを試みるといいと思います。

それゆえ次回は「自分を大切にすること その2」
として、そのことについて書いてみようと思いますので
またぜひこの続きを読んでみてください。

 

参考文献 自己カウンセリングとアサーションのすすめ/平木典子

今年2度目の雪が降った日の僕。

 

 

 

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